光沢があるわけでもないのに、しっとりした質感。。
でも、お店でみるとカサついている。やっぱり使い込んだ味なんだなぁと思うわけで。
一般的に工業製品は新品が一番きれいだ。でも、それとは違う愛着の跡がモノに宿る時に、美しさが映えるモノもあると思う。
それは、使う人の思い入れもあるだろうし、作り手の意図もあるかもしれない。
南部鉄器は鋳型を使った鋳造で成形されるが、使い込んだ鉄の風合いは、どうにも愛おしい。
備前の徳利もそんな味が出てくるのだが。。
そんな南部鉄器に憧れて、造り始めた黒鉄シリーズ。
陶芸を始めて2年目に一先ずの完成をみたけど、以来お蔵入り。7年目の再制作です。
黒鉄土瓶(取手 銅) /12.600
黒鉄急須 /12.600